就職活動は何も若い世代だけの話じゃない、という話。

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アラフィフのお仕事
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最近、就活してるんですよね、と。「シュウカツ」と言われるとつい「終活」のほうを頭に浮かべてしまうのは置いといて。

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40代・50代で就職しようと考えるとき

子どもに手がかからなくなった分、お金がかかるようになった。わたしも働いた方がいいんじゃないかという話題によくなるんですが、中には結婚前に働いてはいたけれど、出産後は働いていないという人も中にはいて、ハードル高いよね、という話になる。

産休も育休もなかった時代の家庭と仕事の両立

わたしはというと、出産前からずっと同じ職場にいたわけじゃないし、産休・育休なんていうのが今ほど取り入れられてもいない時代だった。

特に、長男と次男を出産・育児している間は働きたかったけれど仕事に就くのは難しいなと考えて専業主婦だった。次男を出産し、育児して保育園に預けられるようになって初めて仕事に就いた。

育児と仕事の両立は予想以上に大変だった。何が大変といえば、子どもが体調を崩したとき。核家族だし、他に見てもらえる人もいない。当然のように仕事を休まなくちゃいけない。次男を保育園に預けて働き始めてすぐ、水疱瘡に長男と次男が連続でかかってしまい、仕事を2週間ほど休まなくちゃいけなくなり、居づらくなって辞めてしまった。

やっぱり体調不良には叶わない。

今では、お子さんがいる家庭の人が働きやすい環境に、といろいろな取り組みがなされています。あのときその制度が、その取り組みがあったら仕事を辞めなくて済んだのかな?とふと考えることがある。

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わたしの周りは事務職を希望する人が多い

脱線したので話を元に戻すと、40代、50代で就職したい、仕事に就きたいと考える人の話を聞いていると希望する職種に偏りがあって、わたしの周りだけかもしれないけれど、事務職を希望する人が多いのです。

ところが、事務職って狭き門。求人でよく出ているのはサービス業なんですよね、実は。

サービス業のほうが求人数は圧倒的に多い

これは地域性もあるかもしれないけれど、わたしの暮らす町はサービス業の求人のほうが圧倒的に多い。

すぐに仕事を決めたいならサービス業の求人を見たほうがいいんじゃない?という話をすると「え?サービス業って大変じゃん」みたいな話になる。

これは個人的な考えと断ってから書きますが、事務職も人と接する必要はあります。人と接することは最低限どの職種でも必要です。

家で仕事をしている(フリーランス)と人と接しないで済むからいいね、と言われますが、いやいや人として最低限のコミュニケーションは取らなくちゃいけない。

何をするにしても働いてお金を得るには人と接する必要は必ず生じる。そうじゃないよという仕事もあるかもしれませんが。

主婦業だって見方を変えればスキルを身につけられている

40代・50代で仕事をしたいと考えている人の中には、自分には特技と呼べるものがないという人がいます。が、あえて言いたい。主婦業ってマルチタスク、だと思いませんか。

家庭がうまく運営されるように気を配り、先回り。献立ひとつ決めるにも無駄がないようにあれこれ考えるし。もしかしたらスーパーで買い物するときにも段取りよく効率よく買い物できるように考えているかもしれない。

わたしは家事がとにかく苦手。それをはっきり言ってしまうのは主婦としてどうなの?という話はさておき。特に苦手、いや苦痛に近いのが食事の準備。言ってはいけない言葉をあえて書くと「面倒過ぎる」。

面倒だけどやらなくちゃいけない。じゃあ、どうするとなった時に考えたのが行くお店を決めて、購入しなくちゃいけないものをお店のレイアウトに合わせてメモする。これだと買い忘れが少ない。

本当は2・3日分まとめて買ったほうが効率がいいけど、献立を考えるのが面倒なので、前日に使ったものの残りをもとに追加する形にして毎日買い物に行くことにした。

あとは魚を食べなくちゃとゴミ回収の日の前夜は魚を食べるようにした。これで週に2回は魚を食べることができる。

そんなことを毎日考えながら、家族のために働いているわけですよ。曲がりなりにも主婦という立ち位置なわけですが、苦手なことでも考えてやってる。それってすごいと思いませんか(いま、言い聞かせてます、半分)。

「専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと」

で、そんなときにうちの本屋さんに入荷した本がこれ。

これ、読みやすいです。なるほどな、とうなずけれるところがたくさんありました。中身についてはネタバレになるので書きませんが、「主婦」という役割について、自分のことを棚卸しするような感覚で読んでみてもらえたらいいな。お勧めです。kindle版もあります。

家庭という枠を職場に置き換えて振り返ってみると自分の得意が見えてくる、かも

わたし自身、何度も書きますが、主婦業は苦手。でも、仕事を続けていく中で感じたのが、家庭の中でもしくは暮らしていく中で感じることって仕事をしていても感じることと通じるところがある。

家族だからといって自分の思うように動いてくれるはずもなく。待つことも必要だし、予定を狂わされることだってある。自分が作った「家庭」という枠の中でさえ思ったようにはいかない。人が作った「職場」という枠の中がうまくいかないのはある意味当たり前なことなのかもしれないと考えるようになってから、自分というものと仕事と家庭のバランスがうまく取れるようにもなったような気がしている。

苦手なんだけど、なぜ苦手なのかを突き詰めていくと自分の何か持っているものを違った使い方をすることで克服することもできる。

「家庭」を「職場」に置き換えて、「家事」を「仕事」と置き換えてみるともしかしたら自分の得手に気付けるかもしれない、この専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのことを読んで感じた中で大きな気付きだったかもしれません。

続かないかも?と思う人の特徴

これくらい長く働いていると面接に直接関わらなくても面談者から「あの人どう思う?」なんていう話もされるようにもなるんですが、なんとなくこの人続かないかもという人は分かるようになってきました。

いくつか例を挙げると、前職を忘れられない人、分かったふりをする人、プライドが高い人などは続かないような気がします。

40代・50代で就職するなら職場の人はたいてい年下なことが多いです。下手したらわが子と同じ世代の人に仕事を教えてもらうことになります。たとえ年齢が上でも職場では下。それをわきまえていないと続けられない。

仕事を教えてもらったら「ありがとう」、失敗したら「ごめんなさい」

これは相手が年下であろうと関係ありません。仕事を教えるというのはその人に割り当てられた仕事に割く時間を、自分に仕事を教えるために使ってくれているわけですから、そこに敬意を持たなくちゃうまくいきません。

あと、転職する人の中には前職と同じ職種でと考える人もいますが、前職のことは一切忘れた方がいいです。同じ職種でも職場が変われば「郷に入っては郷に従え」という言葉のとおり、その場にはその場に合った仕事の形があります。

それを「前の職場はこうだった!」という人よくいらっしゃいますが、これは人間関係を悪くすることにもなりかねません。「へえ、そういうやり方なんだ」と割り切る。これ大事です。

あ、これも。面接のときに嘘とまでは言いませんが、「いつでも入れます」という人。こういう人はいつでも入れません。なんだかんだ理由をつけてシフトに入りません。結局もめます。

自分の得意が分からないという人は棚卸ししてみるといいかも

いろいろ書いちゃいましたが、時節柄でしょうか。しばらくこの話題が多くなるんでしょうね。保育園というのもわが子が子どもだった時代とはガラッと変わっていますので、なんの役にも立たない話になりますが。

先ほど書いた専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのことという本。50代におすすめとされていますが、若い女性にも読んでもらいたいな、と思っています。

結婚するとか出産するとかライフステージが変わりやすいのはいつの時代も女性。「働き方改革」と政府も行っていますが、これからの時代は女性も労働力を担う大切な人材であることは間違いない。

その「働き方」ももっと多様化していく、そんなふうに思います。いろんな働き方があるし、いろんな収入の得方もあるのが今という時代。だとするなら、事務職がいいと限定せずにいろんなことにアンテナを立てて、いろんな情報を集めて選ぶ。「選ぶ」「選べる」ってすごいですよ、それって大事なことなんです。「選べない」というのは哀しいことですから。

もし、自分のことを客観視できないという人はエムグラム診断をしてみるといいかも。問題数が多いのでちょっと大変かもしれませんが、身に覚えがある?なんて思えることも。

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