新しいことを知る。それは年齢関係なくワクワクするものなんだな

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今日、職場(書店)で棚を作って(コーナーを立ち上げる)その写真を本部に送る(写真付きで)ことになっていた。

わたしはそのコーナーの担当を一年前までやっていたのだけれど、店長からそろそろ後輩スタッフも育ってきたので、別の棚を担当しないかと提案されて。ただし、その棚の担当を外れるというのではなく、サポートとして後輩スタッフを見守ってほしいとも言われ。

その棚はとにかく入荷が多い棚、加えてコーナーを立ち上げる回数も多く、その書籍自体も量が多くて重い。一人じゃ大変だぞというのは実感していたので、その申し入れを受け入れた。

今回、初めて単独でその棚のコーナーを立ち上げることになった後輩。いろいろ不安もあっただろう、いろいろ質問してくる。そうだよね、不安だよね、でも大丈夫と伝えつつ、一緒にコーナーづくりに取り組む。

で、今日はこのコーナーづくりの結果を写真に撮って本部に報告する流れになっていたわけだけど。迷った。自分でやったほうが早い。代わりにやろうかと思った。が、報告は今回だけじゃなく不定期だけどやる機会は多い。今のうちに伝えたほうがいい?と迷いながら出社。

後輩スタッフも出社してきた。表情を見たとき、あ、いけるかもと思った。何の根拠もないけど、逝けると思った。

彼女はパソコン操作には慣れているが、Excelの操作には慣れていないところがあった。Excelの操作を覚えると仕事がしやすくなるよと今までも伝えていた(Excelファイルを操作する機会が意外と多い)ので、朝一で「報告しなきゃいけないんだけど自分でやってみる?」と聞いた。

彼女は一瞬、(え?)という顔をしたが、「やってみたいです」と答えた。「じゃ、やってみようか」と言って業務をこなしていった。今日は思っていた以上に入荷があってバタついたが、午後には時間を取ることができた。

報告に付随するパソコン操作を伝えながら、Excelファイルの操作に移る。こうやってこうやって…と伝える。メモを取りながら取り組む後輩。

わたしの休憩前には一通り伝えることができた。休憩明け、業務に戻ると「ここまでできました!」と嬉しそうな顔。「Excelって面白いですね!」といつもより若干テンションが高い。

最後に、一緒に報告の操作をして終了。

よかったね、できたね、と声をかけると、「またひとつ知ることができてうれしいです!できることが増えるのって楽しいです!」と。

あぁ、分かるなぁ、その気持ち。

初めはこれしかできない自分が嫌で、できることが少ない自分が嫌で。でも、与えられた仕事をひとつずつちゃんとやっていけば、与えられる仕事って増えていくのよね。それが嬉しくて、また頑張ろうって思いながら過ごした10年を、彼女の表情を見ながら振り返っている自分がいた。

覚えたい、分かるようになりたいと思うとインプットにばかり気をとられるけど、実際は、アウトプットして初めて腑に落ちて、自分の中に取り込まれていくんだよな。

「わたしもお伝えできたことで理解が深まったよ、ありがと」と伝えると(え?)と不思議そうな表情に一瞬なった彼女。でもすぐに「そういうとこ素敵!」と笑顔。

わたしもそんなふうになりたいです!と言ってくれた彼女のどこか誇らしげな雰囲気がとても印象的だった。

新しいことを知る、知ることってドキドキしたりワクワクしたりする。そういうのが1日にひとつでもあれば、それはとても幸せなことなんだよな。彼女の表情を見て、それを実感した一日だった。

自分がやったほうが早いかもしれないけど、お任せしてみることで改めてその業務に関する理解が深まることもある。いい時間を過ごせた。

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