子どもがいても働きたい。在宅ワークも選択肢のひとつ。

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アラフィフの真面目な話。
janeb13 / Pixabay
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保育園・幼稚園の募集が始まるこの季節。なぜか相談されることが多くなるのが子育て中のママ。

子どもがいても働きたい、いや、働かざるを得ないママ、いろいろいらっしゃいますが、どうもわたしに相談してくる理由として挙げられるのが「在宅ワーク」してそうなイメージがあるからみたいです。

在宅ワークしてませんよ!とは言えないし、かといってガンガン在宅ワークしてます!とも言えない。なんとも中途半端な状態なのですが、話を聞くだけならと。

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昔に比べたら働きやすくなったと言われる子育て中のママたち、本当にそうなのか

国を挙げて女性が働きやすい環境を作ろう、子育て中のママも働けるようにといろいろ取り組みを行っていますが、保育士・幼稚園教諭不足に始まり、待機児童問題、思うような職場で働けない、産休・育休からの復職…。

わたしが子育て真っ最中だった20年ほど前に比べれば環境的にはずいぶんと整ってきたかのように思えますが、現役ママからすれば不足していたり不安に感じたりすることもやっぱりあるんですよね。

もちろん、わが長男夫婦のところもそう。今年4月から保育園に未満児で入園しました。お嫁さんは近所の飲食店でパートとして働いています。

正直な気持ちを書けば、自分自身が未満児から保育園を利用し仕事をしていたので、せめて3歳までは母親のそばにいさせてあげたいと思いました。が、わたしからすれば孫、彼らからすれば子。彼らなりの考えや事情があってその選択をしたと思うので、反対することはありませんでした。

そんなときに、家に居ながら子育てしつつ仕事ができたら…と考え、わたしのところに相談に来られたんじゃないか、と思うわけでして。

在宅ワークだけでパート収入と同じだけ収入を得るのは難しい

ちなみに、わたしが在宅で仕事を始めたのが一番下の娘が5歳くらいだったと思います。とはいえ、在宅だけでは収入が増えないので近所の飲食店でパートとして働いてはいました。

今でいう複業、というものなのでしょうか。

在宅仕事の内容としては、個人でホームページ制作を請け負っていました。他にもマンツーマンでパソコン操作の指導を行っていたこともありました。

それがパートが忙しくなり、請け負うことができなくなった時期があり、今に至るという感じ。

在宅で仕事というとすぐに思い浮かべられるのがパソコンを使って…というものではないでしょうか。わたしもそうですしね。

昔に比べて単価は下がりました…。15年ほど前ならパソコンを操作できる人が少なかったので、重宝されていたのかもしれませんが、今では小学生でもパソコン操作ができる時代。おまけにプログラミングの授業も始まりますしね。在宅一本でパート並みの収入を得るのは簡単なことではなくなるのかもしれません。

では、在宅ワーク、特にパソコンを使って仕事を請け負う形について書いてみようかと思います。

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在宅ワークは決して「楽」ではない。家族の理解や自己管理が必要

まず、ひとりで仕事をすることに対してかなり厳しく考えておかないといけないことを最初にお伝えしたいと思います。

仕事を請け負う、それもひとりで。誰も代わりはいないのです。自分や子どもの体調が悪くなったとしても、それを理由に仕事をキャンセルすることができないのです。たいていの在宅ワークは請負型、中にはチームで仕事を請け、お互いの都合を調整し合いながら仕事に取り組むことができるところもありますが、ほとんどが自分一人で仕事を請けなければなりません。

最近よく聞くクラウドソーシングも同じです。仕事を受注すれば必ず納期が発生します。納期を守れなければ次の仕事は請けられません。

子どもがいるからというのは仕事をやり終えられなかった言い訳にはなりません。

さらに、ひとりで仕事を請けるとなればスケジュール管理は必須。仕事に出れば何時から何時までと時間が決まっていますが、在宅仕事にはそれがありません。

自分で仕事をする時間を確保し、納期に間に合うように仕事をこなさなければなりません。

在宅で仕事をして培われたスキル「スケジュール管理」

在宅ワークをしていて良かったと思う点のひとつにこのスケジュール・タスク管理がうまくなったというのが挙げられます。

仕事の時間を確保するためにタスクを拾い出し、優先順位を決めて仕事に取り組むことができるようになりました。今もパートに出ていますが、時間を見ながら職場全体を見、自分がどう動くと効率的かという考え方ができるようになったのは、在宅で仕事をしているおかげ。大きなスキルアップができたなと思っています。

在宅でパソコンを使って仕事をするなら準備しておくこと。

では、パソコンを使って在宅ワークをするならどんな準備をしておけばいいのか、というのをわたしの環境をご紹介しながら書いていきます。

家族に理解してもらうこと

まず一番は、家族に理解してもらうこと!家で仕事をする、仕事を家に持ち込むことをよしとしない夫は多いです。反対に考えればお分かりいただけると思いますが、くつろぐ場所である家庭で仕事をするというのは家族の理解あってこそ、できることだと思います。

パソコンがあれば在宅で仕事ができる、とは限らない

次に、パソコンおよび通信環境ですが、パソコンについては最新のOSでなくても構わないと思いますが、サポート切れのOS(Windows Vista以前)のパソコンはセキュリティ的に良くないと思います。

たとえWindows7以降のOSを搭載したパソコンだとしても、OSやソフトを最新の状態に保つことを怠ってはいけません。

セキュリティ対策ソフトのインストールは必須

さらに、セキュリティ対策ソフトは必ずインストールしておきましょう。セキュリティ対策ソフトがインストールされていれば絶対安全というわけではありませんが、在宅ワークをするならセキュリティ対策ソフトのインストールは必須です。


それから、パソコンのスペックも考えておいたほうがいいです。スペックが低いとフリーズを起こしやすくなるからです。

ライティングなどであればそれほどパソコンのスペックが高くなくてもできますが、以下の記事にパソコンスペックについて書いていますのでご一読いただければと思います。

これからパソコンを使えるようになりたいアラフィフにパソコンの選び方をお話しする
ブログを書き始めたのはいつだったかな、とアメブロの過去記事をたどったらなんと2011年9月12日とあった。もう7年経ってたのか…と今さらブログを書き始めた時期を確認したかというと、わたしのブログが好きだと読んでくださっている希少な方(同世代...

個人所有のメールアドレスも必須

あとは、共用していないメールアドレスが必須です。在宅ワークは情報保護が必須。たとえ家族であっても仕事内容などを知られてはいけないのです。

パソコン自体は操作できても用語が分からないということもあるかもしれませんので、基本的な用語は調べられるようにしておくといいかもしれません。

タイピングスピードと用語は勉強しておいた方がいい

ライティングの仕事をしたいというのであれば、タイピングスピードのチェックもお忘れなく。採用条件に指定されることが多いのがe-タイピングというサイト。

こちらでA以上のスピードが出せるかもチェックしておくといいかもしれません。

個人的には、パソコン関係の検定をいくつか受検し合格してはいますが、それがスキル判定に活かされているかどうかは今のところ実感としてはありません。

ですが、パソコンやインターネットに関する用語などを広く学ぶことが出来るので受検してみるのもいいかもしれません。

特に、P検は受検料が比較的お安く、受検会場も多いですし、公式テキストも販売されています。テキストを購入し勉強してみるといいかもしれませんね。

ママ限定の在宅ワークを紹介しているサイトもありました

在宅ワークで仕事がしたいというのであれば、【ママワークス】というサイトをご紹介しておこうかと思います。

会員登録自体は無料で行うことができますし、サイトにあるコラムは在宅で仕事をするうえで考えたほうがいいことなどが書かれているコラムがあるので読んでみるといいのではないかと思います。

また【ママワークス】のスキル欄を入力してみると、自分のキャリアやスキルの棚卸しになるかもしれません。

先ほど書いたパソコンについてですが、【ママワークス】ではパソコンの貸し出しなどもあるようです。これは珍しいなと思います。

個人的には母親ではありますが、子育て中ではないのとママと呼ばれるのに若干抵抗があるので登録するには至っていませんが、地方に住んでいても在宅であれば仕事を受注できる仕事が多く紹介されていました。

子育てしながらの仕事は今も昔も思うようにはならないのかもしれない

昔に比べたら…という言葉をまさか自分が文字にするようになるとは思いもしませんでしたが、女性が育児をしながらでも働くことができる形は本当に増えました。

どれを選ぶにしても、子どもを育てながら仕事をするというのはなかなか思うようにはいかないことのほうが多いかもしれません。

ただ、経験上お話しできることがあるなら、「自分は自分である」ということを忘れないでほしいということだけでしょうか。

隣の芝生は青いとばかりに周りの人のほうが恵まれているように感じたり、自分が人より劣っていると考えてしまったりすることがあるかもしれません。

ですが、ここまで生きてきて思うのは「自分は自分である。自分以上にも以下にもならない」ということ。

人と比べても何も解決はしません。無いものは無い。無いからといっても諦めろといっているわけではありません。ずっと先の未来の自分を見て、今を見つめれば「今じゃないだけ」と思えるんじゃないかと…。

子育てはずっと続くわけではありません。この歳になるとそれがよく分かります。だけど、自分の人生は子どもが育っても続きます。それを心に留めておいてほしい、と老婆心ながら書いておきます。

いろいろあるけど、子育ては「己育て」。何かしらがあなたのものになっているはずです。

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