「ひらめき」と「おもいつき」の違い?よくある職場での話。

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閃きと思いつきの違い アラフィフの真面目な話。
Ramdlon / Pixabay
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先日の職場での話。

上司と同僚との雑談の中で、上司が「自分のひらめき力はすごい」と言いだした。ふーんって話を聞いてるわたしたち部下。

わたしたちは内心、「あなたのはひらめきじゃなくて思いつきだよ」とこう思っていた。

そんな雑談の最中、わたしの頭の中は「ひらめきと思いつきって何がどう違うんだろう」という考えがグルグル。

上司が言う「ひらめき」をわたしたちは「思いつき」だと感じているのはなぜなんだろう…。

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思いつきとひらめきの違いとは

思いつきとひらめきを調べてみると

ひらめきとは

1.ひらめくこと。 「旗の-」
2.一瞬の間光ること。閃光(せんこう)。 「稲妻の-」
3.鋭い才知。機知。 「話に教養の-を感じさせる」

そして思いつきとは

急にひらめいたこと、ふと心に浮かんだこと、予め計画したことではなくその場で考えたこと、などの意味の表現。

ん?思いつきにも「ひらめき」が入っている。ということは同じ意味なのか…。

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上司のいう「ひらめき」がわたしたち部下には「おもいつき」とうつるのか。

ゴールを示し、考える過程を共有することを怠っている

その上司というのがこの「ひらめき」を多用する人で、大抵の場面でいきなり方向転換する。ゆるい角度なら対応できるがひどいときは180度くらいの方向転換するのでついていくのが難しい。

この上司を観察していると「ゴールを共有するのを怠る」ところがあることに気付いた。これは推測だけど、上司の中にはその過程には何も落ち度はないだろうし、本人はやってみなくちゃわからない精神、臨機応変上等!と考えている節があるように思う。

もし、ゴールを共有していればそれに向かって試行錯誤していく過程で臨機応変に対応していけるだろうし、上司の言う「ひらめき」をなるほどと理解でき、行動できるんじゃないかと思う。

この上司はとにかくその過程を共有しない。下手したらそれぐらい察しろ、という勢い。

こういう方向転換を頻繁にやられてしまうと、準備していてもひっくり返されることが多くなり、準備してもまたひっくり返されるだろうから…と。これ、同僚の意見。そりゃ、そう思っても仕方ないよね、と思う。

別の上司は「どうしようかな」「どうしたらいいかな」と考えている過程を共有する。常に考えていることが分かるので、考えた結果の「思いついた」をわたしたちは「ひらめき」だと捉えられている。

思いつきとひらめきは本人が思うのと他人が感じているのが違うときのほうが多い?

おもしろいのがこの上司は「思いついた」と言うし、前述の上司は「ひらめいた」と言う。でも、わたしたち部下からすれば、思いついた上司がいうことは「ひらめき」だと感じるし、ひらめいた上司がいうことは「思いつき」だと感じるということ。

受け取る側は逆に受け取っているのだ。これは面白いし不思議だ。

このことから考えると、ひらめくというのは「常に考えを巡らせている人が考えつくこと」で、思いつきは「その場をどうにかするために臨機応変に対応すること」なのではないかと。

決して、上司が何も考えていないというわけではなく、どちらの上司も考えてはいる。だけど、その過程を共有しているかしていないかで受け取る側の感じ方が違ってくるのではないかと。

ひらめいていると感じる上司のほうは、「こうしたい」というゴールを示しながら考える過程を共有するので、こうしたいというゴールに向かって常に考えているということが分かるし、そこがぶれていないのを知ることができているので、思いつきというより考えついていると感じる。

反対に、思いつきで言っているように感じる上司のほうは、「こうしたい」というゴールを示すことを怠っているので、どうしたいのかを共有できていないのに「いきなり」こうする!と考えた結果だけを伝えてくる。

そう、「いきなり」なのだ。え?なんで?準備してきたのにひっくり返す?!となる。

ひらめきと思いつきの違いについて自分なりにまとめてみると

結局のところ、ひらめきも思いつきも考えた「結果」であることは同じなのだ。

ただ、本人がひらめきだと思うか思いついたと思うかとは別に、受け取る側がその人の言動を見てひらめきだと感じるか思いつきだと感じるかというのがあって。

本人がひらめきだと思えばひらめきだし、思いつきだと思えば思いつきだということで。

そして、それを受け取った側もどちらと受け取ってもいい。感じ方までは支配できないから。

やっぱり事を動かすことや人を巻き込むことには、ゴールや課題の共有は欠かせないんじゃないだろうか。そのほうが円滑に事が進むような気がするし…。とはいえ、職場の場合、それはなかなか難しいのかもしれないけど…。

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