勇気の集まり。

アラフィフの真面目な話。

先日、職場のひとつでミーティングがあり、その場で出たのが「勇気」という言葉だった。

勇気って日々暮らしていく中でそれほど意識することはない。けれど、日々の暮らしの中でちょっとした事柄に対して「勇気」を出す、そんな場面があるのかもしれないと思った。

そして場を作るには、ひとりひとりが小さな勇気を振り絞る。そんな小さな「勇気の集まり」で場が作られているんだなと思った。

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公園デビューをしたある夏の日

子どもがまだ小さいとき、子どもには子どもと遊ぶチャンスがあったほうがいいよな、と「公園デビュー(って今は言わない?)」した日のこと。

公園にはうちの子と同じくらいの年ごろの子どもが遊んでいる。声をかけようにも嫌がられたらどうしようっていう気持ちのほうが大きくて、なかなか声がかけられなかった。

何度かその公園に行って、同じくらいの年ごろの子どもと一緒にいるお母さんに声をかけようとしたけれどなかなかこれが難しい。

何度も行くうちに心が折れそうになってきた。わたしがいればいいよね、なんてまだ言葉も話せないわが子に向かって言ってたこともある。

そうはいってもやっぱりだめだよな、と思い直し何度か公園へ通う。何度か見かけていたお母さんに「今日は暑いですね」と声をかけてみた。

わたしは前にも書いたけれど人見知りだ。こんなことくらい大したことないだろうという人のほうが多いと思うが、この「今日は暑いですね」という一言を声にするだけでも勇気が必要だった。

オーバーな言い方をすれば「決死の覚悟」くらいだ。

たぶん、挙動不審だったんだろうな、最初は戸惑った表情だったお母さんだったけど、「そうですね、暑いですね」と返事してくれた。

そこからは決まり文句、子どもさんの年を聞いたり、名前を聞いたり。

脇汗凄かったですよ…、今思い出すだけでもどっと疲れる。

運よく、子どもたちはすぐに一緒に遊びだした。その子も今はもう30歳を超えた。会うと、「おばちゃん」って声をかけてくれる。あなたと初めて会った頃と同じくらいのお子さんもいる。気分はおばちゃんじゃなくておばあちゃん気分だ(実際、孫がいるのでおばあちゃんと呼ばれても仕方ない)。

どんなに年を重ねても初めてのことはドキドキするものだ

職場のミーティングで「声かけるって難しいですよね、距離感も」っていう話の流れで「わたしも勇気が必要なんだよ~」ってベテランさんが言う。

仕事をするって、たとえ物を売る仕事をしていたって、ホームページを作る仕事をしていたって、1人で作業しているようでもやっぱりどこかで「人」と接することになる。

一見、そんなふうには見えないベテランさんでも勇気がいるのよ、というくらいだから、やっぱり「人と向き合う」には勇気って必要なんだな。

場を作るって、場所を整えることも大事だけど結局そこにいる人も大事。人と人が向き合うのに気軽に声をかけられる人もいればそうじゃない人もいるし、声をかけられるのが苦手な人もいる。

でも、どこかで勇気を振り絞るときが必ずあって。ひとりひとりの勇気が集まって場が作られているんだな、と。

「勇気の集まる場所なんですね」とつい言ってしまったら、いいね、それ!と。

場づくりは人づくり。そして勇気の集まり。

勇気って目に見えるもんじゃないし、ましてやひとりひとりの勇気の大きさは違ってる。初めてのことってドキドキする。やめることだってできるのに、ここに一歩足を踏み入れてくれた。

どんな気持ちでこの場所にきてくれたのかを想像したら、若かりし頃の自分と重なった。

そうだよな、誰もがそれを平然とやってのけるばかりじゃないよな。そういう人に一歩踏み出してよかったな、と思ってもらえるような取り組みができるように、まずは自分から「小さな勇気」を。

ドキドキをホッとするに変えられるように。

この記事を書いた人
きょろ。

アラフィフ突入しました。
体調の変化や衰えに怯えつつの毎日ですが、それなりにボチボチ暮らしています。そんな日々の中でいろんなことを思い、考えていることなどを書き込んでいこうと立ち上げました。

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あらふぃふらぼ。