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「不満買取センター」で不満を売ってみる。不満が売れるってどういうこと?

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アラフィフのおこづかい
この記事は約7分で読めます。

生きていれば何かしら「不満」というのは出てくるわけで。「ん?」なんて立ち止まっちゃうことってよくある。そこからしばらくモヤモヤして、なんだか気分が乗らない、上がらないなんてことがある。

それを解消・解決することはほとんどできない。きっとこれは自分だけが感じたことだろうと目をつむり、見なかったことにする。だから、モヤモヤが消化できないわけだけど。

そんなとき、テレビで見かけたのが「不満を売る」というアプリ、「不満買取センター」。

不満を売る?不満が溢れてる?モヤモヤの集まり?なんだか闇が広がってそう…(ゾワッ)

と初めは思ったけれど、ものは試しとダウンロード、インストールしてみた。

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不満買取センターで不満を買い取ってもらってみる

アプリ「不満買取センター」で不満を買い取ってもらうには会員登録が必要。会員登録にはメールアドレスだけ。ニックネームを決めたりアイコンを決めたりと簡単なプロフィール登録だけでもう不満を入力できるようになってる。

不満買取センターに不満を投稿する前に基本ルールを確認すべし!

まずは、不満投稿の基本ルールを確認してみる。当たり前だが不満=誹謗中傷ではない。特定の誰かを攻撃するものではあってはならない。他にもいろいろ書いてあったが、インターネットを利用するうえで最低限理解しておかなければならない、基本的な事柄だった。

不満買取センターに不満を投稿してみた

このアプリを使い始める、少し前。あることがあってモヤモヤが消化できずにいた。そのあることというのがコンビニエンスストアでの出来事。

詳細は書かないが、良いこととか悪いこととかそういうのではなくて、残念だと感じた。このご時世だから仕方ないかも…と思う気持ちの反対側に、もうちょっとこうしてもらえたら安心できたのにという気持ち。

不満買取センターに投稿する文字数は1投稿256文字以内(最低でも15文字以上)。
他の人の投稿を見るとだいたい50文字いかないくらいのものが多いようだ。※全員の投稿が見られるわけではないようだ

実は、不満とかモヤモヤした感情が整理・消化できないとき、わたしはノートにダーッて書き殴るという習慣がある。その時は自分だけが見るので文体とか気にせずに書くけど、もしかしたら誰かの目に留まるかもしれないと思うと多少気にしながら書くから不満解消!モヤモヤ解消!というところまでは正直いかない。

でも、このモヤモヤした感情・思考に少なくても対価が発生すると考えると、これも一種の〇〇活か?なんて思ったり。

モヤモヤ不満は6点で買い取られた

で、そのモヤモヤはどうなったかというと「6点」という査定がついていた。

不満買取センターに投稿した不満はAIが査定し、1~10ポイント加算される仕組み、らしい。

買い取られた不満はポイント→500ポイントになればAmazonギフトカードに交換できる

不満が査定され、加算されたポイントが500ポイントになればAmazonギフトカードに交換することができるそうな。それも交換手数料は無料。

AmazonギフトカードはAmazonのサイトでコードを入力すればいいだけだから、住所とか銀行口座とか登録しなくてもいい、というのはありがたい。

不満買取センターを利用するうえでプロフィールに登録するのが必須なものは、性別、住んでいる都道府県、生まれ年(これは後から変更できない)、職業、既婚か未婚か、子どもの数、世帯年収。

アンケートサイトに登録して回答ポイントをギフト券などに交換したことがあるけれど、だいたいのところは交換するときには手数料がかかるが、不満買取センターのポイント交換には手数料がかからないというのはありがたい。

ただし、ポイント加算から1年間有効。それ以降は失効していくということになる。1年以内にポイントが500ポイントかぁ…。今回の査定は6点だから、84個、不満を投稿しないとポイントが失効するということか。結構ハードだな…。

じゃあ、不満を毎日投稿すればいいんじゃない?!となりそうだが、月間の投稿数には10回という制限がある。つまり、今回の査定では6点だったから月に60点として720ポイントか…。

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不満買取センターを使う前と使ってみた後で感じたこと

不満が集まるってなんか闇が潜んでそう…。ネガティブなものが集まるってどんな感じ?

これならポイントの交換ができそう…だけど、投稿数を稼ぐために不満を探してしまいそうなのがちょっと気になるのはわたしだけだろうか。

不満と聞くと、誰かの何かを見たり聞いたりしてそれに対して文句を言うようなイメージを持つ。なんかネガティブで否定しているような感覚になる。

人や物、事柄に対してモヤモヤする。それって自分の中のこと。自分の中の物差しみたいな、ボーダーのようなものにひっかかってくる。こういうことを気にするなんて…と自分を下げてしまったりもする。

よく言われる「自分の常識は他人の非常識」、これに尽きる?なんて考えたりもする。

不満て何も生み出さない。不満を持つこと自体がネガティブだと感じる人もいるかもしれないが、私はこう考える。

世の中に出回るサービスや商品って、この不満がある意味で昇華されたものではないかと。使いづらさを感じたら、もっとこうなればいいのにという思いが生じる。

その「こうなればいいのに」の「こうなれば」をどうすれば実現できるのか。その答えが商品やサービスの開発に生かされるのではないかと。

こんなの使いづらい!無駄!で終わらせず、こうなったら使いやすいんじゃないかと考える人がいるから、新しいサービスや商品が生まれてくるのではないかと。

だとすれば、この一見、ネガティブであまり価値のないものに見える「不満」や「モヤモヤ」がポジティブなものに感じられる。

不満買取センターが「不満の買い取りをサービスにした理由」を調べてみた

この考えを元に、不満買取センターのサービス、「不満を買い取る」という仕組みについて考えてみると、もしかしたら、これはサービスや商品を利用する人たちの「不満」を、サービスや商品の質を向上させたり、新しいサービスや商品を生み出すために活用されるものなのではないか。

「イノベーションの種」になる「不満」買い取ります~京都大学と産学連携で開発する文章解析AI~DG Lab HAUSという記事を見つけた。

この記事の中で不満買取センターを運営する株式会社インサイトテックの代表取締役 伊藤さんの言葉を引用すると

「我々の事業目的は『声が届く世の中を創る』ということです。世の中で色んな思いを持っている方がいるのでしょうけど、声の大きい人の声しか届かない。そんなところを改善していきたい。不満と言うとネガティブな想像をされるかもしれませんが、そうではなくてイノベーションの種を集めること。それを新しい事業創造や改善につなげていきたいのです」
引用元 「イノベーションの種」になる「不満」買い取ります~京都大学と産学連携で開発する文章解析AI~DG Lab HAUS

声が届く世の中を創る。イノベーションの種を集めること、かぁ…。

不満買取センターを運営する株式会社インサイトテックのクライアントには大手企業が並んでいることから、このサービス自体が既存のサービス・商品の改善・発展を促したり、新しいサービスや商品を生み出したりするときに活用されるデータとなるわけだ。

そうなってくると、不満買取センターに投稿する「不満」にプラスして、こうなったら使いやすいとか、こういうものがほしいとか、何かが育ったり生まれたりすることを願うようなものを書き込んでみるといいかもと思った。

不満買取センターというサービスを使ってみて

生きていれば何かしら、「あれ?」とか「ん?」とか、「それ違うんじゃない?!」とか「はあ?!」とか、いろんな形で「不満」が生まれる。

不満というとどこかネガティブな印象を与えるため、不満を感じてはいけないとは受け入れなければいけないとか、理解しなければいけないとか言われがちだ。

でも、世の中に出回るサービスや商品は、誰かの不満を元に生み出されたものもあるわけで。

不満買い取ります!とテレビで紹介されたときは、は?不満買い取るってどういう意味?その原資ってなに?文句言い合いになって気分悪くなるんちゃうん?と思ったけれど、使ってみたり調べてみたりしたら、不満の中の希望が何かの使い勝手を良くしたり、既存のもので難しければ、いっちょやったるか!と新しいものが生み出されることにつながってるんだと分かった。

ポイントをAmazonギフトカードと交換できる500ポイントまでいけるかは分からない。

が、不満を探すより、もっとこうしたら面白いんちゃうん?とかもっと使いやすくなるんちゃうん?とか、どっかに種が落ちてないかっていう感覚で「不満」を探すのも楽しいかもな~と思った。

面白いこと考える人がよのなかにはいるもんだ

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