週に2~4日、書店でパートしてるけど、それ以外の日は少しだけ朝の時間に余裕ができた。
娘が独立したこともあって、夫が仕事に出掛けたら二度寝だってできる(笑)
初めのうちは念願の二度寝してたんだけど、トシなのか寝るにもスタミナがいるようになった。ほんの15分のつもりが2時間くらい寝てしまうこともある。
二度寝から目覚めた時は、あ、家事してない、寝過ぎた、もったいない!!と軽く自己嫌悪に陥る。
これじゃいけない…と思ったわたしは友人が働いている喫茶店に週に一度、通うようになった。
その喫茶店はドリンクバーがあるんだけど、席についたらモーニングを頼んでドリンクバーであったかいコーヒーを一口。
ホッと一息。
モーニングってだいたい11時前後に終わるから、ぎりぎりに行くようにしてお昼と兼ねる。
喫茶店に行く日はコーヒーを飲みながら家事をこなして。
育児中、仕事もがっつりやってるころからは想像できない時間。
モーニングが出てくるまでは喫茶店に置いてある週刊誌に目を通したり、考えていることを掘り起こしつつ、深めていくためにノートに殴り書きしたり。スマホで気になるニュースを見ていることもある。
この時間帯は比較的お客さんが少なくて静か。店内に流れる音楽だけが聞こえる。
この喫茶店はモーニングはパンと和食が選べるようになっている。わたしは昼食兼用なので和食にしている。それも目玉焼き。
たまに聞こえてくる友人の声。頑張ってるな、とつい微笑む。
1週間に一回、朝の贅沢。
娘が独立する前は娘の出勤に合わせて時間を使っていたが、ある日突然やってきた自立への第一歩。
月に二度ほどいきなり帰ってくる娘。痩せていないか?肌艶は?なんて、娘のグダグダな話を聞きながら観察。
わたしがいなくちゃ小学校にさえ通えなかった娘の自立。夫はどうやらすぐに飽きて帰ってくるだろうと思っていたようだが、わたしは来るときが来たと思っていた。
彼女は言い出したら聞かないし、意地っ張り。そして天邪鬼。
だから、「がんばれ」としか言わなかった。ご飯食べてる?洗濯できてる?って聞きたいけど聞かないんだ。
心配し過ぎると「もう、うるさい!」って言うしね、頼りたいときに意地はって頼れなくなるしね。
だから、お母さんはここにいるから、逃げたり隠れたりしない。あなたがそばにいたときと何ら変わらない、と伝え続けることにしたんだ。
寂しくないといえば嘘になる。時々顔見たいなと思うこともある。Instagramの向こう側で楽しそうな様子を見てはホッとしてる。SNSってありがたいなと思う。
もちろんフォローしてるのは娘も了解済み。夫もこれを機にInstagramに登録した。たまに上がるストーリーズを見せながら「タコパしたみたいやな」と。
わたしもフォローしてるから知ってるよ、って話なんだけど、「そっか、楽しそうで良かったね」と言うようにしてる。
明日は週に一度のモーニングの日。こういう時間の使い方をしてもバチは当たらない、かな。